幕内秀夫著「ポテチを異常に食べる人たち」

「粗食のすすめ」で有名な幕内秀夫さんの「ポテチを異常に食べる人たち~ソフトドラッグ化する食品の真実」を読みました。子どもの食生活についても大きく触れられています。

ポテチを異常に食べる人たち表紙

とにかく食べないで!と主張するだけではなく、上手にそういったお菓子類やファストフードなどと付き合っていくためにはという方法も説いている本でした。

危険性を知ることの大切さ
危険性を知っていてスナック菓子を食べるのと、知らずに食べるのはだいぶ違いがあると思います。知らないと無制限になるし、他人にもそれをすすめてしまうのですよね。


「味覚破壊は病気への入り口」
このワンフレーズがグサッときました。
しっかりと味を感じられるようにならないと、当然早食いになるし、濃い味でないと満腹と感じられなくなる。

子どものときは自然と子どもに体力があるからあまり気にならないのですが、長い目で見て大人になって大きな病気をしないようにしてあげないといけないですね。

遠足のお菓子300円までが気になる
ふと思いついたので書きますが、遠足の時のお菓子が金額で決まっているのがものすごく気になります。完全に買ったものという前提の話はどうなのかなぁといつも準備しながら思います。

量のボーダーラインをつけるために金額指定はあっていいと思うのですが・・・。
子どもは買ったお菓子を食べるものという流れが決まりきってしまっているのも問題ですよね。

お子様ランチにジュースとお菓子がついていることや、子どもにくれる飴なども同じく。
うちは幸い子どもがジュースやスナック菓子、飴・ガム・グミがほとんど食べられないので、子どもの意思で自分で断れるのですが、好きだったら付いてきたものを「ダメですよ」とは言いにくいですよね。親が断ると「かわいそう」という目をされるますしね。

私はこの本を、普段食生活に気を配って奮闘しているママたちよりも、外で子どもの食生活に関わる人たち(外食産業の人、子供向けレシピを開発する料理家の方々、先生たちなど)に読んでもらいたいなぁと思いました。

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幕内先生は管理栄養士で、子どもの食生活について詳しく、たくさんの著書を出されています。どの本も本質的だし、無理なことを強要するような風には書かれていないのでほんと読みやすくオススメです。

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