被加数分解がわかれば、「割合」も「掛け算」もできる
被加数分解というのは、たしざんの前の数字を分解して考える計算法。
これを幼児教室でもZ会でもちょうど今やっているのですが、ここが今後の数学人生を決めるキモなんじゃないのかなぁと思っています。
(このテキストはZ会1年生コース11月号です)
今のところは単に繰り上がりの計算をするために使っているわけですが、数字を集合体と考えて、視覚的にとらえられるようになるかどうかは今ココにかかっているような気がします。
とりあえずは被加数分解にとらわれなくても、数字を見たとき、頭の中で「●」に置き換わるようになればOK。
そうなると、割合の計算や負の数の計算も簡単にできるようです。
例えば割合だと「4対2を簡単にすると?」というような問題がでます。
このときは「●」をくくっていくと簡単に答えがでるんですよね「4:2=2:1」。
同じように負の数を使った計算だと、「-(マイナス)」という概念に抵抗がなくなるようです。
(※このメモたちは私が適当に書いたので厳密ではないです)
突然こう思ったのは、旦那さんが教えている中学生のひとりが、負の数を使った計算や割合の問題にすごく弱くて、どれだけ説明をしても理解が出来ないという話を聞いたからなんです。
数字を”文字”として捉えているのか、1つの数字を”分ける”とか”集合させる”とかそういう概念がないのかな~という仮説を立てて、実験としてうちの娘に割合と負の数、掛け算のやり方を教えてみました。
そしたら全然悩まずに「ハイハイそれはね~」とできたんですよね。
娘の考え方は全て同じで、数字を「●」にして、あっちへやったりこっちへやったり、分けたりまとめたりするだけです。
掛け算は掛けられる数字(つまり前の数字)を、後ろの数字分グループで増やす。
自分自身を振り返ってみると、こういう「●」に置き換えて考える方法をすっとばしてしまっていました。
だから、公式の暗記だけではどうにもならない高校数学についていけなかったのかな~と思います(挫折の思い出なので今思っても心イタイですが・・・(汗))。
小学校でもオハジキを使って、数字を「●」に置き換える勉強をしていると思うのですが、論理的に計算を組み立てていく練習は少ないですよね。
だから家ではしっかり時間をかけて、”繰り上がりのたしざん”と向き合っていかないといけないのだろうなぁと思います。とりあえず「●」を書かせて、分けて、という作業を繰り返すだけでもだいぶ身につくようなので、急がずたくさんの問題を解いて、今のうちにきっちり体にしみこませないといけないですね。
関連リンク
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