「Z会小学生わくわくワーク 3年生」読書感想文の例&書き方

夏休み用のワーク、Z会小学生わくわくワーク 3年生夏休み復習編 2012年度を購入しました。

今まで3年生・4年生用がなかったのですが、2012年度から登場♪
早速中身をチェックしてみたら、「読書感想文」のところがめっちゃ使える!と思いました。書き方が形式的な感じではなく、とてもわかりやすく書かれていました。


分厚い、しっかりした紙でできています

ワークというとペナペナの紙でできていて薄いものもありますが、かなりしっかりとしたものでした。
4教科分入っていて、それぞれの単元がわかっているのか「理解度合いを確認するテスト」のように使うとすごくいいなと思いました。色々な角度から問いができていて、子どもの弱い部分、理解の足りない部分がすぐわかります。

その中でも秀逸なのが「読書感想文の書き方」

●本に書かれていることに似た自分の体験を思い出す
●登場人物と自分の似ているところ、ちがうところを探してみる

「対比」することによって、自分の言いたいことを文章にしていく方法を、端的にまとめてくれています。それだけではなく、具体的にどことどこを対比すればいいのかもわかるような表がついていました。

<練習として・・>

↑自分の友達のよいところや自分では思いつかなかった友達のアイデアなどを書き出す

いいところを見つけて文章にする練習ですね。
読書感想文も結局は主人公の気持ちを読み取って、それを言葉にして書いていかないといけないので、人を見て言葉にするっていうのはすごくいい練習だなと思います。

●主人公と似たような経験を思い出す
●自分なら、主人公の立場におかれたときどう思うか

読書は読むことで(疑似ではあるものの)自身の体験を増やしていくことにつながります。
そもそもそういうことを目的として「読書感想文」も課題として出されるのだと思います。

だからその本の中に書かれた”経験”"エピソード”にいかに寄り添って、それを自分のものにできたかどうか(自分の感想を導き出す)かというところを表現しないといけないと思うので、「その本はどういう経験のことを書いているのか」を読み取っていかないといけないんですね。

そのとっかかりになるのが、自分はそういうこと過去にあったかな?と思い出すことであったり、自分がそういう場面に合ってしまったらどういうことを考えるか・・・ということだったりを書き出していくことが読書感想文のメインになります。

それをこうやって表にして考えるってあまりしたことがなかったんですが、整理されてすごくいいなぁ~と思いました。文章構成とか文章のまとめ方が苦手な子でもこれならピンときそう、わかりやすそうな気がします。

読書感想文例も載っている

ワークの中に「読書感想文を書いてみよう」という問題があり、その答えとして文章例が載っています。
小学3年生ならこれくらいの文章を書けばOKという目安になるし、すごくいいなぁと思いました。

3年生らしい言い回しでこの回答例が作られているのもさすがです。
難しすぎずイヤミがなく。

夏休みにとりあえずやってみる1冊としてはこのわくわくワークで間違いなさそうです。
1ヶ月でやり終えると考えれば、量も適度でいいと思います♪